DSPE-PEG(2000) Carboxy
1,2-distearoyl-sn-glycero-3-phosphoethanolamine-N-[carboxy(polyethylene glycol)-2000] (sodium salt)
分子量と正確な質量は、PEGの多分散性に基づく平均値である。
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長いPEG鎖の立体障害は、細胞が治療薬を取り込む能力を妨げます
PEG化は、ナノ粒子のエンドソームからの脱出を妨げ、デリバリーシステムの活性低下につながります。
PEG化システムを繰り返し投与すると、血液クリアランス促進(ABC)と呼ばれる現象が起こります。
LNPにおけるPEG脂質の代替物質が検討されており、最近の研究では、ポリサルコシン(pSar)脂質が有望な代替物質として同定されました。pSar脂質は、アミノ酸サルコシンをベースとした高分子脂質結合体であり、PEG脂質と同様のステルス性を示しました。これまでの研究では、ウサギ、ゼブラフィッシュ胚、マウスに投与した場合、ポリサルコシン脂質はPEG脂質よりも低い免疫原性反応を誘導することも示されています。さらに最近では、pSar脂質をmRNA-LNPで評価し、高いRNAトランスフェクション能力と安全性の改善が示されました。Avantiは現在、PEGフリーのmRNAデリバリー研究のために、さまざまなポリマ鎖長および脂質鎖長のpSar脂質を提供しています。PEG脂質に代わるポリサルコシン脂質についてお問合せをお待ちしております。
クローダからのサポート
コンセプトから商業化までのサポート
弊社は、核酸デリバリー向け脂質の合成と製剤化における長年の知見を用いてお客様と共同作業で創薬プロセスに取り組み、それらを臨床開発に向けてGMP製造環境に移行させる専門知識を有しています。そして、上市と供給をサポートする商業生産能力を持ちます。
当社のサービスには、プロセス化学、スケールアップ製造、分析および規制要件を含むサプライチェーンマネジメントが含まれます。当社の経験豊かな化学者および脂質分析者は、前臨床試験から第III相試験、商業上市まで、お客様の開発ニーズにお応えします。