浸透促進剤

浸透促進剤の作用

皮膚には優れたバリア機能があるため、外用薬によるドラッグデリバリーは難しいものになります。浸透促進剤は一般に、皮膚における薬物の溶解度を高めるか、細胞間脂質の流動性を高めて皮膚を通りやすくするかメカニズムによって機能します。

クローダのSuper Refined™ Arlasolve™ DMIは、皮膚におけるAPIの溶解度を高めることで効果を発揮します。この図は、モデルの親水性APIを含む配合物にArlasolve DMIを10％添加すると、角質層を通って表皮にデリバリーされるAPIが18％増加することを示しています。

Super Refinedオレイン酸は高純度の脂質で、浸透促進剤として作用します。規則的に並んだ細胞間脂質を一時的かつ可逆的に撹乱することで、皮膚へのドラッグデリバリーを改善します。細胞間脂質の規則性が低く流動性が高ければ、APIが細胞間脂質の間を通りやすくなり、その結果、局所的デリバリーがより容易になります。

クローダのSuper Refined浸透促進剤は、APIの皮膚への、そして皮膚を通してのデリバリーを改善でき、また、クローダの製剤に関する専門知識は、浸透促進剤の選択についてお手伝いいたします。Super Refinedの各医薬品添加剤は、APIの安定性の向上、低着色性、酸化分解生成物の減少というメリットももたらします。