Virodex™:Triton™ X-100の使用禁止に対応する革新的なソリューション
バイオプロセスでのウイルス不活化技術と細胞溶解技術の活用
バイオ製造プロセスをサポートするために特別に設計された、新しい洗浄剤シリーズをご紹介します。
ウイルス不活化および細胞溶解用のVirodex™シリーズは、REACH準拠、公定書収載、持続可能な材料であり、組み換えタンパク質、血液分画製品、ウイルスベクターなどで使用するために最適化されています。
我々は最高レベルの安全性基準と製造基準を維持し、クローダ製品がcGMP EXCiPACT製造であり、対応する薬局方モノグラフや他の多くに準拠していることを保証します。
Virodex TXR-1
Virodex TXR-2
Virodex™:Triton™ X-100の使用禁止に対応する革新的なソリューションを模索
ウェビナー
Virodex™洗浄剤シリーズについて
Virodex™シリーズには、TXR-1とTXR-2の2つの製品があります。両製品とも、ウイルス不活化および細胞溶解の用途において、Triton™ X-100および現在市販されている他の3製品と比較して、同等以上の性能を示すことがわかっています。Virodex™の各製品は非変性洗浄剤であり、優れたタンパク質適合性と高いバッチ間一貫性を示します。これらの特質により、Virodex™ TXR-1またはTXR-2は、バイオ製造プロセスへの優れた選択肢となっています。
入手可能なデータ:
Virodex™: Triton™ X-100と性能を比較
クローダシリーズの性能を評価するため、バイオ製造プロセスに関連する複数の試験で、現在市販されている3種類のウイルス不活化製品およびTriton™ X-100と性能を比較しました:
- ウイルス不活化-効力と速度
- CHO-K1細胞およびHEK293T細胞の細胞溶解
- タンパク質適合性
結果から、Virodex™ TXR-1とTXR-2はすべての比較試験においてTriton™ X-100と同等の性能を示し、ウイルス不活化試験においては他の市販製品よりも優れていることが示されました。
細菌内毒素、総好気性微生物数(TAMC)、総真菌数(TYMC)のCOA検査を規格に追加し、無菌製造での使用をサポートしています。
バイオプロセスのニーズに対応したVirodex™
Triton™ X-100は、バイオ医薬品のウイルス不活化や細胞溶解に広く使用されている洗浄剤であるにもかかわらず、この製品が属する物質群(フェノールエトキシレート)は、2012年に欧州化学機関によってREACH(化学物質の登録、評価、制限)規則の高懸念物質(SVHC)候補リストに追加されました⓵。
期限は2021年1月4日に定められ、EUでは免除証明書がある場合を除いてその使用と販売が禁止されました②。現在は、免除申請の時期を過ぎています。
これまで製造工程で界面活性剤や洗浄剤としてTriton™ X-100を使用してきた企業にとっては、適切な代替品をみつけることが急務となっています。
Virodex™シリーズには、TXR-1とTXR-2の2つのソリューションがあります。
1.Candidate list of substances of very high concern for authorisation (2012) ECHA.以下で閲覧可能:https://echa.europa.eu/candidate-list-table/-/dislist/details/0b0236e1807db570(アクセス:2023年5月19日).
2.Annex XIV Authorisation list (2022) ECHA.Available at: https://www.echa.europa.eu/authorisation-list(アクセス:2023年5月19日).
*Virodex™ TXR-1の化学的特性は、非経口への応用が既知