Solus Biotechの買収によるCroda Pharmaの強化
クローダは7月4日、30年以上の業界経験を持つ革新的なバイオテクノロジー企業、Solus Biotechの買収を完了しました。韓国を拠点とするSolusは、アジアにおける製造能力を拡大するとともに、同地域に新たなバイオテクノロジー研究開発拠点を設立する機会を提供してくれます。
Solusでクローダ Pharmaはどう強化されるのでしょうか?
Solusの買収により、大豆、ヒマワリ、卵のレシチンから得られる天然ホスファチジルコリンのポートフォリオを活用できるようになります。これらの医薬品グレードのリン脂質はGMP規格で製造され、乳化剤やAPIのドラッグデリバリーシステム(DDS)の用途があります。DDSにリン脂質を配合することで、水溶性の低いAPIのバイオアベイラビリティの向上、毒性の低減、APIの安定性向上など、いくつかの利点が得られます。Solusは、DDSにおける薬物-リン脂質複合体用の高純度大豆ホスファチジルコリンを提供しています。さらに、Solusのリン脂質の性能によって当社のAvanti事業との共同研究開発が可能となり、将来、ドラッグデリバリー用脂質システムの供給を後押しします。
製品提供が拡大されるだけでなく、Solusは、持続可能性に対する当社のコミットメントにも合致しています。同社は、天然リン脂質を提供するとともに、合成由来レチノールの持続可能な代替物である、バイオテクノロジー由来のレチノールを開発しています。