新世代アジュバントの一部であるCAF01は、長期間の安定性に優れ、液性細胞応答と細胞性免疫応答の両方を誘導することができるリポソームアジュバント製剤です。
CAF01は、Statens Serum Institut(SSI.)が開発したリポソームをベースとする完全合成のアジュバントシステムです。カチオン性四級アンモニウム塩であるDDAと糖脂質のTDBから構成されています。
さらに、強力なTh1応答とTh17応答を誘導する能力に由来する長期間の防御力および免疫記憶で知られています。
また、全身性免疫を誘導し、抗原単独の投与後の粘膜のブースター応答を促進します。
リポソームは、ワクチンデリバリーシステムとして使用した際には特筆すべき利点を示します。
球状の構造をし、標的化デリバリーの能力を有するため、薬効を高め、副作用を軽減するのに有用となります。とりわけ、他のアジュバントとの併用でワクチンの反応性および有効性を高めることができます。
CAF01は、結核、クラミジア、HIV、マラリアを含め、現在進行中のいくつかのワクチン臨床試験で使用されています。
CAFシリーズ(CAF09bを含む)により、新たな予防および治療ワクチンの可能性が得られます。
SSIとの独占提携により、特許取得済み製剤の使用が可能となっています。
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