がん免疫療法試験で使用される新規のリポソームアジュバントであるCAF09bには、CD8+ T細胞の産生を促進する能力があります。CAF09bは、Statens Serum Institut(SSI.)が開発したリポソームアジュバントデリバリーシステムです。完全合成品で、脂質界面活性剤(DDAおよびMMG)とTLR3アゴニストアゴニストのpoly(I:C)から構成されています。
CAF09bは、特に腹腔内投与した際に細胞傷害性T細胞応答を刺激する能力が高いことが知られており、がん免疫療法の候補として優れています。CAF09bは、安全性が立証されており、がんワクチンの試験で最も使用されているアジュバントであるpoly(I:C)と比較して良好な安定性を有していることが研究で示されています。
非臨床試験では、CAF09bは免疫応答を直接誘導する粘膜適用製剤のための強力なアジュバントとなりうることが示されています。現在、CAF09bは、がん免疫療法(例:前立腺癌)やマラリア、結核およびインフルエンザワクチンの臨床試験で使用されています。CAFシリーズには、新規の予防および治療ワクチンの可能性を切り開くCAF01が含まれています。SSIとの独占提携により、特許取得済み製剤の使用が可能となっています。
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製品詳細
化学グループ
- リポソーム
薬の投与経路
- ワクチンアジュバント
マーケットアプリケーション
- ヒト用ワクチン
- 動物用ワクチン
機能
- ワクチンアジュバント
外観
- ゲル相